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一瞬の出来事

いつものように夕方散歩に出た。 息子を乳母車に座らせ、もちろん私が後ろから押して。 いつものように円形交差点の手前の横断歩道(信号なし)を渡る際、ちゃんと手前で止まっている(交通渋滞の時間帯なので)車の運転手の目を見て、「今から歩道を渡ります。」と合図を送りながら渡っていた。 すると目の前にいきなりまるで瞬間移動でもしてきたかのように大きな車が飛び出してきた。 2車線目の車がスピードを出したまま、歩道の私達に気づかず交差点前の歩道上でストップしたのだ。 息子の乗っている乳母車の50cmほど先に。 私がたった一歩でも早足で渡っていたら乳母車ごと息子は飛ばされていただろう。 心臓が止まるようだとよく言うが、まさにその瞬間私の身体の全てが止まっていた。 何もできなかった。悲鳴を上げる事も、怒る事も。 無意識に歩道を渡り終えたものの、その後も乳母車を握り締めたまま頭の中が真っ白だった。 数時間たった今もまだ感覚が麻痺しているよう。 息子の寝顔を見ながらただ生きている奇跡を感じる。 なんだか消化できないのでこの出来事は記しておかねばと思った。

人魚

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最近小物雑貨やカバンを作っているので、少し人形作りから離れていた。 しかしやっと作りかけて途中にしていた人魚達を仕上げた。 仕上げといっても髪に飾る花をつけただけだが、この花が大切。 顔を描くときと同じくらい人形に命が宿る。(気がする) 私にとって人魚は特別な存在だ。 これほどにせつなくて、美しくて、想像をかきたてられる存在を私は知らない。

タハア島小旅行まとめ

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途中になっていたタハア島小旅行の話。 自分のストレス解消の為に計画した旅行だったが、結局は息子の為に最高の旅行となった。 たった1週間弱の短い期間で、息子は本当にたくさんの初めての経験をした。 そしてとにかく遊んだ!一日中、時には昼寝も忘れて遊びっぱなし! 家の目の前が海なので朝、午後と海に入り、たくさんの親戚に遊んでもらい、 (時には車で連れ去られ、ママが探しに行く事も) まるで体と心がぐんぐんと音をたてて成長しているようだった。 あーここタハア島には子供が育つのに最高の環境が今だに残っているのだなと実感する毎日だった。 タヒチ島にもどってきて日中はママと二人きりの生活にもどった息子は少し退屈そうである。 ましてや近所に車を心配せずに思いっきり走り回れる環境はここにはない。 せめて、タハア島だけでなく他の離島へも旅行にできるだけ連れて行ってあげようと誓ったママである。 ちなみに今回の旅でママのストレスは完全解消された。 しかし先日ママの誕生日を忘れたパパにまたストレス沸騰なのだった。

S.O.S Japan

3月11日の大地震以来、ブログを更新できずにいた。 遠く離れた故郷で起こっている事を、インターネットテレビの画面で見ても どうしても現実の事とは思えない。 不安な様子の母から実際に聞く話でやっと現実なんだと実感する。 実は来月に孫の顔を見せに日本へ帰る予定でいたが、それもしばし延期する事となった。 大変な事が起きている時に年老いた家族の側にいてあげれない、楽しみにしていた孫にも会わせてあげれない。なんて自分は親不孝なんだろう。 今日はタヒチ在住日本人の募金活動S.O.S Japanに参加してきた。 何かしなければいけないが何をして良いのかわからないと思案していたので、この活動を発起してくれた方々、そして活動を共にしてくれた方々に感謝の一日だった。 そしてもちろん募金をしてくれたたくさんのタヒチの人々に感謝。 募金をしてくれた人にはその場で作った折鶴を手渡した。 折り紙自体が足りなかったので、たった一つづつの折鶴だったが、みんなにっこりと笑って「ありがとう」。 今日はたくさん「ありがとう」と言って、たくさんの「ありがとう」をもらった。 たくさんの「ありがとう」で少し元気になった。

タハア島小旅行その3

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タヒチはミスコンがとても盛んだ。 ミスタヒチ、ミスタータヒチ、ミスヴァヒネ(ミスオカマちゃん)、ミスドラゴン(ミス中国系タヒチアン)、、、等々色んなミスコンが毎年行われている。 もちろんタハア島にも、ミスタハアがある。 島一周ドライブに連れて行ってもらった時、たまたまミスタハアの舞台ウォーキング練習に遭遇した。 綺麗なお姉さん大好きの息子は大興奮!止めるのも振り切って練習に参加しに行った。 しかしこの炎天下の中、灼熱のコンクリートの上でわざわざ練習させる事もなかろうに、、、、とついつい老婆心で心配してしまった。 ちなみに練習中の少女達を邪魔しないように息子を止めるのに必死で、灼熱のコンクリートで真っ黒になってしまったママであった。

タハア島小旅行その2

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タハア島へ行くにはまずライアテア島まで飛行機で行き、さらにそこから船(店員30人くらいの小さな定期船)でタハア島へ渡る。所要時間は飛行機45分、船30分。時間的にはたいしたことはないのだが、タハア島への船は1日2便しかないので待ち時間を合わせると半日がかりの旅となる。 まずタハア島について息子の曽祖父、曾祖母に会いに行った。 母方、父方とも健在でどちらにも挨拶に行ったのだが、写真は母方の曽祖父、曾祖母。 ちなみにこの曽祖父、ただの曾おじいちゃんではないのだ! 2年ほど前の話になるが、彼はタヒチ島に危篤の状態で運ばれた。 手短に説明すると、闘鶏の爪で毒が周り、その為の注射に拒絶反応を起こしてしまったのだ。 植物人間状態が1ヶ月以上続き、だれもが亡くなるとおもっていたら、なんと2ヵ月後に奇跡的に生還したのだ。この時の話はまたいつか詳しく書こうと思うが、とにかく奇跡の曾おじいちゃんなのである。 私はこの夫婦が大好きだ。そしてこの夫婦が息子の曾おじいちゃん、曾おばあちゃんである事をとても幸せに思う。

タハア島小旅行その1

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先週行ってきた母子プチ家出ならぬタハア島旅行について少しずつ記していこうと思う。 息子を出産して以来全くタヒチを出ていなかった。 若い頃はフウテンのトラ子と呼ばれるくらい旅行ばかりしていたので1年半の間家にいたというのは新記録だ。しかし、その為か子育ての疲れからか、子育てそっちのけでスポーツばかりする夫(しかし友人達によると協力的な方だそうだ)に対しストレスがたまっていた。本当に自分では消化出来ないほどの量である。 そしてある日、ストレスが大爆発する前にプチ家出なる旅行にでればいいのだ!と思いついた。 しかしここは南太平洋のど真ん中に浮かぶタヒチ。1歳半のベベを連れての島脱出旅行はどこへいってもさらに疲れてストレスアップになる。散々悩んだ末、、、 「そーだ!夫の両親のいるタハア島に行けばいいのだ!成長した孫の顔もみせれるし、ベベの面倒だって両親や親戚がみてくれるだろう!なんて天才的アイデアなのかしら!」と興奮し即チケット予約。 「蚊と野良犬には気をつけてね。」と不安そうな夫(案外せいぜいしてたのかも)を残し息子と二人で初の小旅行にタハア島へと旅発ったのである。