マルケサスの大太鼓


ある日夫の知り合いがマルケサス諸島の大太鼓を野外で制作していた。
筋肉隆々のいかつい体格にマルケサス伝統の刺青が大きく彫られている彼が木を削る姿はとても迫力がある。
普段ならとても声をかける勇気はないのだが、夫が側にいる事のをいいことにいろいろと制作方法について質問していた。
すると、少し離れた所で一人見学していたフランス人の青年がいつの間にか私の後ろにいるではないか。
それも私が質問をする度に少しづつ私の方に近づいてくる。
(ははぁ~、きっと制作方法に興味があって知りたいんだろうけど、きっと話しかける勇気はないんだな。
そりゃそうだ、あまりにも見かけが怖すぎる、、。よっしゃここは私が彼に代わっていろいろ聞いてあげよう。)とおばさん根性でいろいろと質問するうちに、思ったとおり私の背後にぴたっとよりそって聞いている。

フランス語が流暢だったらもっと色々な質問ができたのになぁ、、、。

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