投稿

2016の投稿を表示しています

南の島のクリスマス

イメージ
タヒチに住み始めて以来、クリスマスを含め年末年始はずっとタヒチで過ごしている。 寒さが苦手なので、わざわざ高い航空チケットを払ってまで寒い場所に行く事もないかなと思っている。、、という事は約10年間くらい、15度以下を体感していない事になる。 そのせいなのか、体も心も緩みっぱなし。「身が引き締まる思い」というものを色んな意味で体感していないなと感じる今日この頃である、、、。 話は変わって、今年のクリスマスのご馳走の主役はKAVEU(ヤシガニ)。路上で売られていたMakatea島産の大きなヤシガニを三匹購入し、うち一匹は我が家のペットとした。 名前はBulaちゃん(メス)。パパ曰く、「毎日ココナッツを沢山食べさせて、来年大きく太ったBulaちゃんを食べるのさ!」、、それにしては、毎朝毎晩彼女に話しかけて、えらい愛情のかけ方だ。 冷凍された残り二匹は、今夜まる茹でにして身の部分を食べ、お尻(なんと、蟹味噌の部分が後方先端にある!?)の部分はココナッツカレーに仕上げる予定。 あんまり美味しかったらBulaちゃんも茹でてやろうと企んでいる、、。 Oaoa teie Noera! (タヒチ語で、merry christmas! )

タハア島での休暇の続き

イメージ
約2年前、タハア島の家族に会いに行ったとき、義理姉夫婦が小さいけれど簡単に自分達で立てられる家を両親の土地の一部に建てたばかりだった。それまでは他の島の黒真珠養殖場で夫婦揃って働いていたのだが、子供が学校に行く年頃になったのと、やはり両親の元に住みたいという事でタハア島に帰って家を建てたのだ。でもバニラ栽培以外は特に産業もなく観光地化もされてないタハア島で仕事が見つかるはずもなく、これからどうしようかという状態だった。そこで、私は養蜂をしたらいいよ!と提案した。何故ならばタヒチは(今のところ)海外産の蜂蜜は輸入禁止な為、国産の蜂蜜が結構良い値で売れるから。それにタハア島の彼らの家の周りは沢山の花々が咲き誇る大自然。養蜂には最高の環境なのだ。早速夫婦二人で試行錯誤しながら始めた養蜂。今では写真のように黄金色した美味しい蜂蜜がたっぷり採れるまでになった。実は養蜂は私自身でやりたい事の一つだった。でもタヒチ島での我々のライフスタイルでは難しく、こうして姉夫婦が成功してくれて半分夢がかなったような気持ちなのだ。 我が家の食卓には毎朝美味しいタハア産の蜂蜜が並ぶ。

タハア島での休暇

イメージ
夫の実家タハア島へ1週間行ってきた。 結婚して以来、何度も遊びに行っているが今回ほど楽しめたことはなかったように思う。 というのも、夫の実家は半自給自足の生活。パンやお米や、保存のきく食料品はお店から購入するが、野菜、果物等は自分達で育て、魚は目の前の海から調達、肉類はお店から購入することもあるが、最近は豚を飼育しているので特別な日にはトン子ちゃんが一匹姿を消す。これって、すごく良い食生活だなぁと感じるかもしれないが(確かに素晴らしい!)、時期や場合によっては全然野菜や果物が食卓に並ばない事もあるのだ。 何故か今までタハア島へ行く時は、果物や野菜が実る季節ではない時に行っていたので、「楽しい休暇だったけど、食事が、、、。」と思う事が常だった。 が、今回初めて11月にタハア島へ行ったら、マンゴー、アボカド、パイナップル、レモン、そしてタヒチ島では見たこともない数々のフルーツまで実りに実っていた。 さらに義理姉夫婦が養蜂を始めたので、毎朝の食卓に美味しい蜂蜜がたっぷり!トン子ちゃんの味付けにも蜂蜜がたっぷり! そして極め付けは、義理兄が伊勢海老や、魚介類を海から沢山取ってきてくれたこと! 食べる事が大好きな私はタハア島での食事を満喫した。食べる事に興味がない息子は大自然の中、海で、山で、遊びまくった。そして食べる事も遊ぶ事も大好きな夫は生まれ育った島で最高の時間を過ごした。Maururu roa!

赤いハイビスカス

イメージ
タヒチでは、登校した子供達が学校の先生に花をプレゼントしているのをよく見かける。プレセントと言っても、ティアレやティパニエ(プルメリア)、ハイビスカスなどの花を一つだけ。そのまま耳の上にちょいっと挿して飾ってもらうためだ。 ここ数ヶ月、私は先生でもないのに毎朝真っ赤なハイビスカスの花を贈られている。 なんと息子のクラスメートのヘイティアレちゃんからだ。彼女は去年も息子と同じクラスだったのだが、今年の新学期以来急に息子への愛に目覚めたらしく、息子の母である私にも愛情いっぱいなのだ。息子より頭一つ背が高く、体格もがっしりしていて、足のサイズなんか私と同じヘイティアレちゃん。息子の書いた字のひどさに、明日の宿題の内容がわからなくて途方に暮れている時は、説明してくれるヘイティアレちゃん。金曜日には必ず週末の予定を聞いてきて、我が家に来たがるヘイティアレちゃん。授業で描いた絵に私の名前を入れてプレゼントしてくれるヘイティアレちゃん。 どのヘイティアレちゃんも可愛くて、真っ赤なハイビスカスは私の中でヘイティアレちゃんそのものになった。

作戦

イメージ
月に一度くらい、ベトナム人を中心としたアジア系ママ友達と持ち寄りランチをしている。子供が生まれた頃からだから、もう7年近く続いている。本日の集まりで決定したこと、、、、、今週の金曜日の早朝、我が家で野良鶏を捕獲する。できれば美味しそうなやつ数羽。そして月曜日にみんなでその鳥を友人宅で調理、味見する。美味しければ、我が家の庭に野良鶏が来なくなるまで捕獲を続ける。 うーん、さすがアジアのおばちゃん達。たくましいのである。

ピニャータ

イメージ
美大生の頃は、自分の中から(あるいは自分の想像力から)作品を作り上げなきゃいけないと固く信じ、大した自分自身というものを持ち合わせてなかった私はいつも苦悩していた。全くゼロから何か感動するものを創り上げるなんて神様でもないのに、、、でもそれが若さというものだったのだろう。 タヒチに来てから制作することに関しては180度気持ちが変わった。 毎日の生活に必要なもの、毎日の生活を楽しむ為のものを中心に、自分が好きな世界を融合させたら、自然と作りたいものが見えてきた。そして作りたいものがどんどん増えていった。 ピニャータなんかは息子がいなかったら作ろうとも思わなかっただろう。 数年前息子のお誕生会の用意をしていた時、店頭で売られているピニャータの値段にびっくり(タヒチは物価が高いのでなんでも高いのだけど)。それなら作ってしまえ!となった。そして作り始めたら楽しくて、今では友人に頼まれ友人の子供達のピニャータも時々作るように。ピニャータは子供達に棒で叩かれて1日限りのものだけど、そこがお誕生日と同じで一生に一度のものなのだ。

パパイヤ

イメージ
前回のトマトもそうだけど、半年前くらいに植えた野菜や果物が育ち、ここ最近は嬉しい収穫の日々を迎えている。今日の収穫はイイタ(タヒチ語でパパイヤ)。 これこそ「鈴なり」という言葉がぴったりな果物だと思う。特に我が家のは丸い小ぶりの果実なので、神社などで見る神楽鈴のシャンシャンという音が聞こえてくるよう。 あーありがたや、ありがたや、、、

長い休み

イメージ
ブログを今日こそは更新しようと思い続けて早3ヶ月。 家のコンピューターがすこぶる調子悪く、インターネットの容量もすこぶる少なく、 デジタルが苦手な私はその状況を改善する気力もなくネット生活からは遠ざかるばかり。 しかーし!昨日ようやく10年近く使ってきた無線ではないモデムと、カルフール(大型スーパー)で買った東芝のPCにサヨナラし、バカンス中に日本で買ってきたエアマックと新しい無線のモデムに繋げたところ、、、、世界が変わった! 私はとても視力が良いので例えばの話だが、まるでメガネを新しく買い換えたら全てがはっきりと見えるようになったという感じ。それでも、相変わらず世の中についていくどころか、逆行しつつある生活には変わりないのだけど、、、。 投稿を怠っていたバカンス中こそ色々な楽しいことや素敵な出会いがたくさんあって、ブログに記さなかったのは少し残念。 写真はバカンス後、タヒチの我が家に戻ってきたら3倍近く大きくなっていたミニトマトの苗と、鈴なりのトマト達にびっくりの様子。最近風邪引かないのは、毎日毎食トマト食べ続けているからかな?

秒読み

イメージ
あと何日寝ればヴァカンスなの?と毎日聞いてくる息子. バカンスに入ったら思い切り美味しいものを食べるために毎日のジョギングに必死なパパ. インターネット上でヴァカンス中の計画を苦手なコンピュターにしがみついてたてるママ. 我が家はすっかりヴァカンス秒読み前だ.そんな軽い興奮モードの私達の頭を冷やすかのように今日は雨. 、、、はい、今日は家の大掃除を頑張ります.

フアヒネ島の10日間

イメージ
5月にフアフネ島で開催された、Aloha Showというフラのタヒチ島、フアヒネ島合同ショーを終えた後は、体から魂が抜けている状態が2週間ほど続いた.いやーディープでしたフアヒネ島.....いろんな意味で. 毎日合同合宿でフラの練習;海(無人島)で遊ぶ;島内巡り;フアヒネ島の植物でコスチューム作り;夜遅くまでフラの練習と、非現実的な(原始的な)10日間を濃い大自然の中で過ごした事は一生の思い出になった. そしてやっぱり自分の原始的な部分はポリネシアの文化に共感するんだなぁと再確認した日々でもあった.

タマヌ人形

イメージ
最近、夢中になって作っているもの、、、タマヌの実で作るタヒチアン人形. タマヌは良質のオイルが執れるのでタマヌオイルは知っているという人も多いのでは?実は長年タマヌの実が気になっていた.今ではほとんど見なくなったタマヌの実を繋いで数珠状にした飾り物を親戚の人に頂いて以来、いつかこの実で何か作ってみたいと自分の中で温めていた計画、、、ようやく形になってきた. 自分でいうのもなんだけど、可愛い! なんだか彼女達のおしゃべりが聞こえてきそう.いつか彼女達がタヒチへきた旅行者によってそれぞれの国へ連れていかれたら素敵だなぁと密かに企んでいる.

イメージ
あちゃー、3月は更新せずままにもう4月!3月は、毎週水曜日に息子の学校の課外授業、乗馬クラスのお手伝いを頼まれ、朝7:30からお昼まで炎天下の中、馬とポニーとひたすら歩くこと約4時間、、、、翌日は廃人と化していた.さらに追い打ちをかけるように、趣味でやっているフラ(ハワイアンダンス)のクラスが5月にフアヒネ島で行われるショウに向けいつものいい加減なクラスから急に本気のクラスへと激変し、(タヒチアンはヘイバ祭などで幼いときから踊りなれているのでラストスパートのかけ方がすごいのだ!)覚えの悪い事が取り柄の私は毎回ついていくのに必死である.そして、さらにさらにとどめを刺すかのように勝手にpcのウインドウズがバージョンアップされ(パパか息子が何でもクリックするので、、、)使い勝手が悪いというより、分からない事申し分ない! という理由でなかなか更新できずにいました.(キーボードの日本語変換の配列まで変わってしまい、いまだ句読点?がみつかりませーん!)

38年

イメージ
もう2月?!誰かが私の時間だけ早送りしているのではないかと思ってしまうほど時が経つのが早い、、、。 1月は新年会を中心に色々な行事へ招待され出かけたが、一番心に残ったのは主人の職場の同僚夫婦の38年目結婚記念パーティーだった。 場所がTautiraといって、タヒチ島中心部より車で1時間以上、自然が濃い田舎であったこと、また建物が庭の階段から海の中へ直接入れるという絶好のロケーションだった事もあり、日常生活から離れたまるで違う世界に紛れ込んだかのような時間であった。 主役のご夫婦はタヒチアンにしてはめずらしく子供のいない夫婦だったが、奥さんが教会の牧師さんで、素敵な人柄の夫婦と言う事もありたくさんの子供達に常に囲まれていたのが印象的だった。そして用意されたMaa Tahiti(タヒチの伝統料理)の美味しかった事!あぁ、時間を巻き戻してもう一度食べたいなぁ。

Oaoa teie matahiti api! (新年明けましておめでとうございます!)

イメージ
いつも20時過ぎ、遅くても21時にはベットへ入るわが一家。 隣近所はガンガン音楽を鳴らし、酒をのみ、大騒ぎしている大晦日といえども、我が家は食べ過ぎて大きく突き出たお腹を抱えいつもどうり就寝。しかし、息子は新年明けの打ち上げ花火が見たいから起こしてくれと言い眠りについた。普段から眠りの浅い私は年明けの瞬間花火の音で目が覚めた。無理だろうとは思いながらも「花火が始まったよ、起きる?」と息子の耳元でささやいてみた。すると、目を開け一瞬意味を考えた彼、がばっ!と飛び起き庭へ飛び出していった。パパを起こし肩車で10分ほどの打ち上げ花火を見た後は何もなかったかのように就寝。翌朝目が覚めた時には太陽がすでに昇っていたが、新年の朝日を拝みに車でTaharaaという展望台へ。しかし、展望台は開いていなかったので、展望台周辺を上り下りの新年初スポーツ。我が家らしい新年幕開けであった。 さぁ、今から叔母さん宅で開かれるMaa Tahiti(タヒチアン伝統料理)の新年会へ向かう。久々に食べる本格的なMaa Tahitiに朝からヨダレの止まらないパパである。ちなみにMaa Tahitiとは、簡単に説明すると。タロイモ、サツマイモ、フェイ、バナナ等を主食に、豚の丸焼き、ポアソンクルー(生魚のココナッツミルクあえ)、魚の蒸し焼き、プレファファ(鶏肉をほうれん草ににた野菜で煮込んだもの)、等々の料理をミティフエ(ココナッツミルクを海老や蟹の味噌を混ぜ発酵させたもの)に漬けて食べる料理の事である。こればかりは実際に食べてみないと想像がつかないと思うが、とにかくタヒチアンにとってはどんなご馳走よりも美味しくて嬉しい郷土料理だ。、、、と言うことで今から出かけてきます。皆様本年もどうぞよろしくお願いいたします!