マリオネット

お誕生会、子供達にとってこれほど嬉しいイベントはないと思う。特にタヒチはお誕生会にマジシャンや巨大エア滑り台(遊園地にあるような空気で膨らましたトランポリン状のもの)を用意したり、ピローグ(小さな屋形式のボート)でお誕生会を開く人もいたりと、当人の親にとってはかなり頭を悩ます一代イベントなのである。そんなお誕生会の一つに先週家族で招待されてきた。この日はマリオネットの舞台が用意されていた。フランス人夫婦二人の小さな手作りシアターで、ご亭主が音響担当、そして奥様がマリオネット10役を一人で操り、最後はお猿さんの腹話術まで披露。使われる人形も全て手作りで、10役の演技力や声を使い分けるかなりのクオリティーの高さに感心すると共に、何故フランスの北部の寒さ厳しい田舎町(彼女いわく)から、夫婦で南の島タヒチに移住しマリオネットをするようになったのだろう?と彼らの舞台の裏話が聞いてみたいと思わずには居られないマリオネット夫婦であった。

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