住めば都

いつの頃からか、日本へ帰省し実家で1ヶ月ほどの休暇を過ごしてまたタヒチに戻ってくると、「ほっ」 とするようになった。あんなに恋しかった家族も、日本食も、実家の犬も、待ち望んでいたショッピングも、1ヶ月も経つとお腹一杯と言う感じ。九州から東京までの乗り換え(2時間のフライトにプラス約6時間の待ち時間)、そして東京から直通12時間のフライトを終えてタヒチの小さな空港に舞い降りると、「やっと飛行機から開放されたー!」となり、タヒチの花ティアレの香りとタヒチアン音楽が聞こえてくると、「あぁ、帰ってきたなぁ」となる。どうやらタヒチを故郷と思うようになったようだ。 現在、我が家族にとって、日本は世界中で一番旅したい国となった。実家の親には申し訳ないが、今度日本への旅にはどこに行きたい、何を体験してみたい、という話で盛り上がる。海外に長く暮らしてみると、日本がいかに旅するのに魅力的かを感じるようになった。治安がよくて、食べ物がおいしくて、最新と伝統の両方の文化習慣を体験でき、人々も親切。小さな子供を抱える家族にとってこれ以上に魅力的な国があるだろうか?タヒチの人々にとっても今や日本は行ってみたい国ナンバーワンである。(息子の学校のママ友達の意見による)

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